13年5月度米国雇用統計

米国労働省が発表した5月の雇用統計は、
非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増となりました。

この結果は市場予想の17万人増を上回る結果となり、
これまでくすぶっていた米国の経済指標の状況を一転させるかのような好結果になった今回の雇用統計ですが、
しかし今進んでいる欧州の経済状況の悪化や
中国の経済状況の悪化が足かせとなって、
これ以上の景気好転は見込めないという
状況も他の経済指標からは感じるところでもあります。

これまでの米国の経済指標の発表で、
FRBの金融緩和策が引き続き続いていくと見られていたのですが、
経済が好転したことにより金融緩和が
縮小に向かうのではないかという思惑も働いています。

ただし、直ちに金融緩和策が実施される
見通しになるほどの好結果とは言えない状況です。

今回の雇用統計の発表では、失業率が7.6%と先月度の実績と予想よりも
悪い結果となったのですが、労働参加者の率が上がっていることにより、
失業率の悪化はそれほど重要視されなかったというのが今回の失業率の見方です。

今回の雇用統計の結果を受けて一気に円安が進んでいく結果となったのですが、
先述の通りに欧州経済の状況と中国経済の状況に米国経済が足を引っ張られている
状況というのは変わりがありませんので、今後段階的に円安に向かっていく状況と
いうのは考えにくいという状況です。

円安が進んでいくためには、欧州経済および中国経済の復調というのが
必要な条件であるというのは間違いのない状況ですので、
為替の世界では円安は頭が思い地合いが続いていくと思います。